なぜ、刑事ドラマはおもしろいのか。

NAZEDEKA。刑事ドラマを専門に「映画・テレビドラマ」の研究をしています。

あぶない刑事 第30話 黙認

          

基本データ

メインタイトル:あぶない刑事
話数:第30話
サブタイトル:黙認
放送日:1987年5月3日(日)
視聴率:15.0%
監督:長谷部安春(10)
脚本:永原秀一(2)
ゲスト:朝比奈順子、石野健司、椎谷建治、久保忠郎、田山力哉
主役:タカ(25)、ユージ(23)
準主役:-
銃撃戦:B
爆破:-
格闘:C
カーアクション:C

概要

サブタイトルは「黙認」。
銀星会登場作。

子どものいたずら事件から銀星会がらみの保険金殺人計画へ発展する物語です。保険金殺人を阻止すべく捜査課と少年課の合同捜査を描く作品となっています。また、インスタントママのカオルにも注目です。

解説

・アクション

             

本作のアクションは「銃撃戦」がメインです。
タカ(拳銃)・ユージ(拳銃)・トオル(拳銃)・パパさん(拳銃)と犯人(拳銃)の銃撃戦があります。その他は、タカの格闘や車のアクション等があります。

・ヒューマン

             

本作のヒューマンは「双子姉妹」がメインです。
子どもをもつ姉の優子と銀星会幹部を夫にもつ妹の雅子。幸か不幸か、子どもと銀星会に運命を左右される双子姉妹が描写されています。そして、帰ってきた母親は・・・。

豆知識(ネタバレ注意)

・死体は優子でも雅子でもなく順子だった!?

             

本作のメインゲストは、黒田優子・佐々木雅子を演じた朝比奈順子さんです。朝比奈さんは、最も印象に残っているシーンとして、車ごと海に飛び込み引き上げられるシーンをあげています。引き上げられる際、腕のみ映りますが、これは朝比奈さんご本人の腕です。朝比奈さんは、放送を観て「腕だけなら私じゃなくてもいいじゃん!」と思ったそうです。なお、撮影期間中、毎日車で東京と横浜を往復した際、帰り道は高速の入口がわかりにくく迷っており、柴田恭兵さんに話したら「僕はわかってるからついて来て!」と自信ありげに先導してくれたものの、柴田さんも入口を間違えてしまったとのことです。

・上司は映画評論家!?

               

劇中、黒田優子の上司であるタヤマを演じたのは、映画評論家の田山力哉さんです。田山さんはカメオ出演が多いことで有名です。

・池の鮎!?

               

劇中、ユージが歌を口ずさみます。この歌は、尋常小学唱歌の楽曲「池の鯉」(1911年)です。ユージは「鯉」を「鮎」に替えて歌っています。

・「スペランカー」&「スーパーマリオブラザーズ

             

劇中、慎司がゲームをしています。このゲームは、ファミコンソフトの「スペランカー」(1985年12月7日発売)と「スーパーマリオブラザーズ」(1985年9月13日発売)です。なお、第1話「暴走」には、「マリオブラザーズスペシャル」が登場します。


収録ソフト

・BD

・DVD