なぜ、刑事ドラマはおもしろいのか。

NAZEDEKA。刑事ドラマを専門に「映画・テレビドラマ」の研究をしています。

あぶない刑事 第33話 生還

          

基本データ

メインタイトル:あぶない刑事
話数:第33話
サブタイトル:生還
放送日:1987年5月24日(日)
視聴率:17.6%
監督:原隆仁(2)
脚本:原隆仁(初)、柏原寛司(8)
ゲスト:睦五郎、竹井みどり、長谷川明男、松井紀美江、浅見小四郎
主役:タカ(28)
準主役:ユージ(7)
銃撃戦:A
爆破:-
格闘:B
カーアクション:-

概要

サブタイトルは「生還」。
原隆仁初脚本作。
地方ロケ作(長崎県長崎市佐世保市西海市時津町)。

タカが覚せい剤を打たれてしまう物語です。長崎の女性との出逢いとユージのサポートで落とし前をつけるタカを描く作品となっています。また、たまにはカッコつけるトオルにも注目です。

解説

・アクション

             

本作のアクションは「銃撃戦」がメインです。
タカ(拳銃)・ユージ(拳銃、サブマシンガン)と犯人(拳銃、サブマシンガン)の銃撃戦、トオル(拳銃)の銃撃があります。その他は、タカの格闘等があります。

・ヒューマン

             

本作のヒューマンは「男運」がメインです。
男運がないとつぶやく敬子。敬子に男運をもたらしたタカとの出逢いと別れが描写されています。

豆知識(ネタバレ注意)

・長崎ロケ!

             

本作は長崎県長崎市佐世保市西海市時津町でロケが行われました。主なロケ地として、長崎センチュリーホテル・長崎バイオパーク・マリーナアルパマ・PAGE HOUSEが登場しました。この内、長崎センチュリーホテルは「ダイハツ長崎販売株式会社 本社長崎店」、PAGE HOUSEは「雑魚屋 佐世保下京店」となっており現存していません。なお、PAGE HOUSEの隣にある交番は、実際の「佐世保警察署 京町交番」です。

・オートマチックはリターンズから!?

             

劇中、ユージがタカに「いつからオートマチックになったの?」と言います。タカの使用拳銃は、「あぶない刑事リターンズ」からオートマチックピストル(本作で所持したコルト・ガバメント)に変更されます。

・趣味「スキューバダイビング」は本当だった!?

               

劇中、徳大寺の記事が登場します。この際、趣味は「スキューバダイビング」と記載されていますが、徳大寺を演じた長谷川明男さんも「スキューバダイビング」が趣味であり、講師もなさっています。

・「中森明穂

               

劇中、カオルが持つ新聞に「女優でデビュー」と記載されています。これは、中森明菜さんの妹である中森明穂さんの記事です。明穂さんは、月曜ドラマランド「スケバン保母さん ツッパリ風雲録」(1987年7月6日放送)で主演デビューしました。なお、同月に放送された月曜ドラマランド「What's Michael? ホワッツマイケル」(1987年7月27日)の主演は「あぶない刑事」のサントラを歌った小比類巻かほるさんです。

・欠番

             

本作はエイズに関して誤解を招く描写があるため、地上波では再放送されない場合があります。「あぶない刑事」全作で欠番対象となっている回は本作のみです。

収録ソフト

・BD

・DVD