なぜ、刑事ドラマはおもしろいのか。

NAZEDEKA。刑事ドラマを専門に「映画・テレビドラマ」の研究をしています。

あぶない刑事 第24話 感傷

          

基本データ

メインタイトル:あぶない刑事
話数:第24話
サブタイトル:感傷
放送日:1987年3月15日(日)
視聴率:18.0%
監督:手銭弘喜(4)
脚本:大川俊道(5)
ゲスト:安藤一人、紀ノ川瞳
主役:ユージ(17)、タカ(19)
準主役:-
銃撃戦:C
爆破:-
格闘:B
カーアクション:-

概要

サブタイトルは「感傷」。

警官を殺害してしまった青年をタカとユージが護送する物語です。青年の境遇にポジティブなユージとネガティブなタカを描く作品となっています。また、最終登場の柴田恭兵挿入歌「ランニング・ショット」にも注目です。

解説

・アクション

             

本作のアクションは「格闘」がメインです。
ユージと刑事の格闘、タカ・ユージと不良グループの格闘があります。その他は、タカの銃撃等があります。

・ヒューマン

             

本作のヒューマンは「思い出」がメインです。
憧れの先生との思い出にひたるリョウ。変わってしまった先生を暴いたタカとユージ。タカとユージが護った思い出に生きるリョウの姿が描写されています。

豆知識(ネタバレ注意)

・「名前のない馬」&「およげ!たいやきくん

             

劇中、リョウの思い出の曲は「名前のない馬」です。「名前のない馬」(1971年11月12日リリース)は、イギリスのバンド「アメリカ」の楽曲であり、全米ビルボードチャートで1位を獲得しています。また、劇中、レコード店の店員が「「およげ!たいやきくん」じゃいけませんか?」と言います。「およげ!たいやきくん」(1975年12月25日リリース)は、子門真人さんの楽曲であり、オリコン歴代シングルランキング1位・レコード売上枚数1位のシングル盤です。

・「愛しき日々」&「冷たい太陽」

             

劇中、レコード店のBGMは、堀内孝雄さんの楽曲「愛しき日々」(1986年10月25日リリース)です。また、劇中、覆面パトカーのラジオから流れた曲は、舘ひろしさん(歌・作詞・作曲)の楽曲「冷たい太陽」(1986年9月29日リリース)です。「冷たい太陽」は、テレビシリーズ第一作目のエンディングテーマです。

・「愛と青春の旅ち」

             

劇中、「愛と青春の旅ち」というタイトルの裏ビデオが登場します。これは、アメリカ映画「愛と青春の旅ち」(1982年8月13日公開)のパロディです。

・「卒業」

               

劇中、斉藤由貴のテレホンカードが登場します。このテレホンカードに「卒業」と記載があります。これは、斉藤由貴さんのデビュー曲「卒業」(1985年2月21日リリース)の広告です。

・「ドリトル先生

             

劇中、リョウが刑務所で読む本は「ドリトル先生」と言います。「ドリトル先生」は、ヒュー・ロフティングによるアメリカの児童文学作品であり、動物の言葉が話せる獣医の物語です。1920年~1952年に刊行され、映画・アニメ化もしています。

・「RF-2」

               

劇中、食事をするタカ・ユージとリョウの背後にレースゲームがあります。このゲームは、コナミの「RF-2(Konami RF2 Red Fighter)」(1985年10月稼働)です。「RF-2」は、第14話「死闘」にも登場しており、ユージが遊んでいます。


収録ソフト

・BD

・DVD