★基本データ★
メインタイトル:あぶない刑事
話数:第31話
サブタイトル:不覚
放送日:1987年5月10日(日)
視聴率:19.6%
監督:原隆仁(初)
脚本:柏原寛司(7)
ゲスト:山田辰夫、平泉成、椎名梢、堀田眞三
主役:タカ(26)、ユージ(24)
準主役:トオル(3)
銃撃戦:B
爆破:-
格闘:B
カーアクション:B
★概要★
サブタイトルは「不覚」。
原隆仁初監督作。
地方ロケ作(長崎県長崎市・西海市)。
銀星会登場作。
盗まれたトオルの拳銃が銀星会幹部の殺害に使われそうになる物語です。盗まれた拳銃を取り戻すため、トオルにかわり長崎へ向かったタカとユージを描く作品となっています。また、長崎にダイヤモンドを買いに来たカオルにも注目です。
★解説★
・アクション
本作のアクションは「銃撃戦」がメインです。
タカ(拳銃)・ユージ(拳銃)と銀星会(拳銃)の銃撃戦、トオル(エアガン)・カオル(拳銃)・犯人(拳銃)・シャブ中男(拳銃)の銃撃があります。その他は、タカ・ユージ・トオルの格闘やボートアクション等があります。
・ヒューマン
本作のヒューマンは「拳銃と男」がメインです。
拳銃を盗まれ男を下げるトオルと拳銃を盗み男を上げたいチンピラ西山。ユージも巻き込み、拳銃の引き金に命運がかかる男たちが描写されています。
★豆知識★(ネタバレ注意)
・大島ロケ!
本作は長崎県長崎市・西海市でロケが行われました。主なロケ地として、長崎オランダ村・大島造船所・長崎空港・崎戸炭鉱跡・大島アイランドホテルが登場しました。この内、大島アイランドホテルのみ建て替えられ「オリーブベイホテル」となっています。また、長崎の放送局であるテレビ長崎ではロケを紹介する番組が放送されました。なお、「あぶない刑事」の前番組刑事ドラマ「誇りの報酬」第38話「長崎を走る天使たち」(1986年6月29日放送)でも長崎ロケが行われ、長崎オランダ村が登場しており、脚本も本作と同じ柏原寛司さんが執筆しています。
・「S&W M29」&「扇子」
本作からトオルの使用拳銃は「S&W M29 4インチ」に変更されました。第1話~第30話までは、ユージと同じ「コルト・ローマン 2インチ」でした。本作からの変更理由は、劇中、トオルとユージの拳銃が盗まれてしまうため、同じ拳銃だと、どちらのものかわかりにくいからです。また、ナカさんが扇子を使い始めるのも本作からとなります。
・「いつもの奴」
劇中、タカとカオルが飲み、ユージがカオルにお土産として渡したのは「いつもの奴」です。「いつもの奴」は、大島酒造が販売している麦焼酎であり、2022年10月には福岡国税局酒類鑑評会にて金賞を受賞しています。なお、大島酒造の筆頭株主は、劇中に登場した大島造船所です。
・「冷たい太陽」&「泣かないで」
劇中、ユージが歌を口ずさみます。この歌は、テレビシリーズ第一作目のエンディングテーマである舘ひろしさん(歌・作詞・作曲)の楽曲「冷たい太陽」(1986年9月29日リリース)と、舘ひろしさん(歌・作曲)の楽曲「泣かないで」(1984年8月1日リリース)です。
・昔は可愛いママがいた!?
劇中、ユージが真紀の店で「どこに可愛い子がいるんだよ、そりゃ昔は可愛かったかもしれねえけど」と言います。この店は、第6話「誘惑」にも登場した「ノーザン・ライト」です。第6話では美人ママがいて、ユージが恋に落ちダンスをしました。
★収録ソフト★
・BD
・DVD